ジメジメした暗い部屋で、劣化していくアート作品たち・・・
アート作品って、本来は額装して部屋に飾ったり、壁にかけたりして楽しむものですよね?
ところが、村上隆のポスターって、購入しても箱に入ったまま何年も保管したままの方って多いのです。額に入れるどころか、購入してから一度も開封すらせずに、押し入れや倉庫に直行させている方も少なくありません。
確かに、10年、20年と寝かしておいて、価値が上がってから売ろうと思っている方もいらっしゃいます。しかし、そんな方でも、湿気が多く、カビが生えやすい角部屋などに無造作に保管していることが多いのです。
5年ぶりに開封したら、湿気でポスターがブヨブヨになっていたり、黒いカビが生えていたりしていた、ってこともよくあります。
アート作品の長期保管ってコストも労力もかかるんです・・・
日本は、高温多湿で厳しい国です。外は35度くらいの気温でも、室内ですと40度、50度を超えている可能性もあります。
夏だけではありません。冬でも窓が結露することがありますよね?そんな窓のサッシにはカビがベッタリです。もちろん、ポスターが影響を受けない訳はありません。
それなら、もしサーキュレーターやエアコンを24時間つけっぱなしにしていたら、年間どのくらいの電気代がかかるのでしょうか?月に1,000円としても、12か月なら12,000円かかります。5年間つけっぱなしにしていたとしたら、なんと6万円の電気代です。
長年、保管するのだったら、それなりの環境は整えないといけないのですね。空調もそうですし、温度管理もそうですし、虫が発生しないように部屋の掃除も怠ることができません。
アート作品は、保管するのにも、コストと労力がかかるのです。
村上隆の作品が16億円で売れた!だけど・・・
もちろん、中には換気のよい部屋を用意して、大事に保管している方もいらっしゃいます。そのような場合は、購入した時と同様にきれいな状態で保管されていることでしょう。
では、そんな作品はいくらくらいで売れるのでしょうか?
そういえば、村上隆のフィギュアが、サザビーズで16億円で落札されたってニュースがありましたよね。それでは発行枚数が300枚くらいのポスターでも、何十万円で売れたりするのでしょうか?
確かにシルクスクリーンなどのポスターは50枚くらいしか制作されていないので、50万円、100万円以上の高値で取引されることがあります。
では、オフセットのポスターはいくらで売れる?
しかし、オフセットのポスターはどうでしょうか?・・どちらも大抵300枚単位で印刷されています。しかも、ものすごい種類の発行数です。例えば、ダルマや、DOB君をモチーフにしたポスターなどは、色違いで何パターンも発売されています。
こうなると、いくら昔のポスターでも、将来的に価格が高騰する可能性はかなり低いです。オークションでも、定価より低い価格で取引されているものも、少なくありません。
おそらく、10年後でも、大きく価格は上がらないでしょう。むしろ、空調や温度管理、部屋の掃除などの保管コストを考えると、マイナスの投資になってしまうかもしれません。
村上隆と奈良美智、将来的な値上がりの可能性が高いのはどっち?
美術品は、需要が供給をはるかに上回ったときに、価格が高騰します。これは不動産やダイヤモンド、金などとも同じです。
村上隆ポスターの場合は、多くの人が手ごろな価格で購入できるように、オフセット印刷で大量生産し、大量販売をおこなっています。
しかも、その作品は、ほかのアーティストに比べ、はるかに大量に流通しているので、希少性がありません。奈良美智などの作品に比べても値上がりの可能性は低いと思われます。
例えば、こちらのグラフを見てください。奈良美智のポスターの価格トレンドです。
一方で、こちらが村上隆のポスターの価格推移です。
短期間のデータですので、これが全てではないですが、奈良美智のポスターは時間が経つにつれて高騰しているのに対し、村上隆のポスターは時間が経つにつれて価格が下がってしまっています。
これは村上隆に価値が無い訳ではなく、作品の発行量、流通量が多いためです。
村上隆のポスターを処分する、もっともよい方法をお教えします。
もし、あなたが将来的な値上がりを期待していたり、箱に入れたまま放置しているのでしたら、お売りになることをお薦めします。では、どこで売ればよいのでしょうか?
地域の美術商など売ることもできるかもしれませんが、村上隆の作品を取り扱っていない美術商も多いです。また、売ることはできても、オフセット印刷のものなどは二束三文になってしまう可能性があります。
実際、地域の美術商というのは村上隆などの現代アート作品が得意ではないからです。
そこで、お薦めなのが、村上隆のポスターに力を入れている、弊社アスメディアです。
アスメディアでは、どんな作品を高価買取しているのか?
アスメディアで買取している作品の事例をご紹介します。
いかがでしょうか?ポスターだけではなく、コラボしたブランドアイテムなどにも買取実績が豊富です。一度、ご相談してみてはいかがでしょうか?